薬の中でも漢方薬は安全なイメージがあると思います。
そもそも漢方薬は天然の生薬を組み合わせて作られています。
化学合成などで作られた薬と違って天然物で作られた薬ですので何か安全であると思いがちですが、漢方薬にもあまり良くない作用がでることがあります。
アレルギーをお持ちの方ならばお分かりでしょうが、天然の素材、例えばソバや小麦粉などでアレルギーを引き起こされる方もいらっしゃいます。
天然で自然なもので作られていても無害であるとは限らないのです。
では、どういった場合、漢方薬で良くない作用が出てくるのでしょう?
漢方薬において、良くない作用が出るのはこの薬の選び方が不適切な場合です。
漢方薬は体質や体格、病気の様子や症状など各人に合わせた薬を選んでいます。
ところが各個人の状態を的確に把握していないとその人に合った薬を選ぶことができません。
漢方薬における診察は慎重に丁寧に行われる必要があるというのはそのためです。
また漢方薬とは違った薬を併用している場合、のみ合わせが悪くて良くない作用が出てくる場合もあります。このようなことが起こらないように漢方薬での治療を始める場合は医師や薬剤師に伝える必要があるのです。
ほかにも『瞑眩』(めんげん)と呼ばれる漢方薬による「好転反応」によっても一時的に悪くなったように思える時があります。
漢方薬だからといって安心せず、良くない作用や漢方薬を飲んでいて出てきた症状は医師に伝えてください。
もちろん、与えられた薬は指示通り正しく飲んでくださいね。